有機米デザイン株式会社開発 田んぼの自動抑草ロボット アイガモロボ プロトタイプのデザインを発表
〜HAL東京 カーデザイン学科の学生 中村哲さんのデザインを採用〜 2022/4/25

日本では、農林水産省によるみどりの食料システム戦略において2050年までに耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%に高めるという目標を掲げています。昨今ではSDGsや環境を重視する国内外の動きが加速していますが、我が国の食料・農林水産業においてもこれらを的確に対応するために持続可能な食料システムを構築することが急務といわれています。その中でも重要なのが、55%を占める田んぼの有機化です。有機米デザイン株式会社様において、有機米の栽培で農家が最も苦痛を抱えている雑草取りの作業に着目しそれを軽減しようと自動抑草ロボット「アイガモロボ」の開発を進めていると知り、これまでの実証実験の結果でも一定条件下で抑草効果が確認できたほか、収量増加やジャンボタニシの抑制効果などの副次的な効果も大きいことを伺い、東北が誇る世界農業遺産「大崎耕土」でも水田農家からの要望がとても大きいことからさらなる早期の実用化に向けた準備に協力するため有限会社大地環境企画管理圃場を実証実験の田圃としてアイガモロボの自動抑機能を活用し令和4年度米を生産させて頂く運びとなりました。
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